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執筆者の写真akiko

星のや東京 [part2]

「星のや東京」には各フロアに宿泊者のみが利用できる「お茶の間ラウンジ」があります。

セミプライベートなスペースで、24時間自由に利用することができます。


飲み物やお菓子と共に双六が置いてあり、遊びながら日本橋や人形町エリアの老舗を知ることができるのも魅力の一つ。

お茶、お酒、和菓子、食事処、伝統工芸など、この双六で紹介されている数々の老舗の商品は「星のや東京」のお料理、お部屋、アクティビティなど、あらゆる場所で紹介されています。



ちなみに館内着が、着やすくてデザイン性もありとてもよく考えられているので感動していたら、私もライブなどでいつもお世話になっているJOTARO SAITOさんのプロデュースのものだそう。

伸縮性のあるインナーシャツはまるで肌襦袢のように見え、ジャージ素材の着物も、まるで帯締めと一体になったように見える帯も、どれをとっても優れもの。

館内の移動だけでなく、大手町や皇居、神田などへの散歩や、ちょっとした買い物にも街着として利用される方もいるのだとか。海外からのお客さまには特に「簡単に着られる着物」として、とても評判がいいようです。

夕方頃には「ちりん、ちりん〜♪」と鈴が鳴り、スタッフの方がおやつに「重盛永信堂」さんの人形焼を持ってきてくださいました。



ロビーラウンジの奥では「行燈づくり」を体験。



日本橋「小津和紙」さん、そして老舗浴衣地「戸田屋商店」さん布を用いて楽しむ行燈づくりです。



また、夕食前にはロビーラウンジで日本酒飲み比べの屋台が出現。


おつまみに合わせた日本橋「神茂」さんの練り物もとても美味しくて、ついついお酒が進みます。


そしてダイニングは、地下のフロアへ。



地下にまさかこんな空間があったとは、と思わず驚く、御影石のオブジェと層になった壁が美しい空間。

今回はこちらの個室で、「Nipponキュイジーヌ〜発酵〜」のコースをいただきました。



想像力を掻き立てられる、お品書きからしてとてもユニーク。



この感じ、この美しい見た目や発想に、随分昔に軽井沢のブレストンコートの「ユカワタン」で頂いたお料理と通じるものを感じていたら、当時シェフを務めていた浜田シェフが、現在「星のや東京」料理長を務めていらっしゃるのだとか。






「発酵×フレンチ」で免疫力を高めるコースディナーは、フレンチではめったに使用されない発酵食品と、旬の食材が合わせられることにより、独創的な味わいを生み出しています。

日本古来の食文化である発酵食品とフレンチの調理技法を融合したお料理はどれも思わず唸ってしまうほど美味しく、ペアリングされたワインとの相性もバッチリで、さすが!の一言でした。



コロナ禍以前は、夕食は外でされるお客様も多かったというお話でしたが、「星のや東京」に来てこのダイニングで食事をしないのは、正直もったいない気がしてしまうほど。

三密を避け、美味しいお料理とお酒をじっくり味わいながらゆっくりと贅沢な時間を楽しむためにも、是非お勧めです。



ちょうどバースデーだったので、デザートではサプライズでお祝いしてくださいました。

お心遣い、どうもありがとうございます。

おかげさまで、素敵な誕生日になりました。



[part3]へ続く

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