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  • 執筆者の写真akiko

La Prairie × Fondation Beyeler 『ラ・プレリーとアート』

スイスのラグジュアリーブランド「ラ・プレリー」

スキンケアの機能のみならず、その世界観に魅了される世界中のファンの、私もその一人です。


この度とても幸運なことに、ラ・プレリーがブランドの魅力を伝える「Voice」の一人として、私を選出くださいました。

コスメブランドとしてではなくラグジュアリーブランドとしての価値や存在を高めていくための活動を世界規模で展開しているラ・プレリーには、かねてから尊敬の眼差しと共に、自身の在り方を考える上で恐れ多くもシンパシーを感じていました。

それは私がシンガー/アーティストであると同時に、ファッションやライフスタイルや執筆など異なる方面でも活動をしている本来の意義と繋がっているからです。

その活動の様子を理解し評価してくださったのは、とてもありがたく光栄なことです。

今後はブランドアンバサダーとして、ラ・プレリーの魅力やラグジュアリー体験を、お伝えしていければと思います。


今日は早速、先日オンラインでもアートイベントが執り行われた新しい取り組みについてご紹介します。



ラ・プレリーは以前よりアート・バーゼルへの出展などでも見られるようにアートに力を注いできたブランドですが、先日、スイスのバイエラー財団とパートナー契約を結び、象徴的な4つのアート作品の保存修復支援を始動させました。

ファッションの世界でも馴染み深い、ピート・モンドリアンの作品です。



20世紀において絶大な影響を与えたアーティストの1人であるピート・モンドリアン、その幾何学的な緻密さとミニリマリズムな美学にとても惹かれます。

音楽が「文学的」というよりも「数学的」である、と感じる感覚と通じているのかもしれません。またアートやデザインが、ただ単に削ぎ落としていく作業なのではなく、表現したいことのすべてを伝えうる最も的確で最もシンプルな言葉を見つけるような行為である、ということにも。

ラ・プレリーの製品のパッケージのまるでアートのような美しさにも、同様の感覚を覚えます。



人々を魅了しつづけてきたこのモンドリアンの素晴らしい作品を、バイエラー財団とのパートナーシップの元に、修復支援していくとのこと。

先日のオンラインイベントで見たバイエラー財団の美しい建築や風光明媚なロケーションにも、心を揺さぶられました。

いつか訪れてみたいです。



また、アートに秘められた物語を伝えるために「The Art Journal」では定期刊行の形式で一連のエピソードが紹介されています。通常では見ることのできない熟練の技を要するプロセスや、プロジェクトの様々な局面を垣間見ることができます。

是非ご覧ください。






2020年、新型コロナウィルスのバンデミックにより世界中の人々の意識が変化し、また様々な価値を見つめ直す機会になりました。その中で「アートやカルチャー」とは一体何を果たすのか、私たちにとってどのような意味合いを持つのか、各国で反応が分かれたのはとても興味深い出来事でした。ラ・プレリーやバイエラー財団が生まれたスイスにおけるアートの存在意義は、とても確立されたもののように見えます。かつてよりアートの存続に貢献し続けてきたいくつかのヨーロッパのラグジュアリーブランドと同じように、ラ・プレリーもまた企業としてのCSR(社会的責任)への取り組みを大切に考えています。本物の『ラグジュアリー』とはそのようなことを言うのだと、私は思います。

ラ・プレリーのブランド哲学やアートへの造詣、また科学的な探究は、素晴らしいの一言です。

みなさんにも是非知っていただいと、心から思います。今後もその魅力をご紹介していきますね。

11月の新製品の発表には、私も尊敬して止まないイギリスの作曲家、マックス・リヒター氏とブランドとの素晴らしいコラボレーションも体験できるそう。

今後の展開に目が離せません。





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