慌しい師走の日々の合間を縫って、1泊2日で「星のや東京」さんに伺いました。

東京・大手町にある「星のや東京」は、地下2階、地上17階というビルの外観からは想像がつかない、ゆったりとした時間の流れる都心のくつろぎの場所。
幾何学の美しいデザインに彩られた玄関で、まず出迎えてくれたのは季節のお花と芳しい白檀の香り。

ここは"塔の日本旅館"
庭と平屋木造という、いわゆる伝統的な仕様ではない、現代にあわせ進化した日本旅館です。
まずは玄関にて履き物を脱いで上がると、足裏で感じる畳の感触がなんとも心地いい。
館内はほぼ(エレベーターの中でさえ!)畳で繋がっており、客室も和紙や竹素材など自然の素材が多く使用されていて、落ち着いた空間が広がっています。





今回、宿泊させていただいた「菊」というお部屋は南向きの角部屋で、ダイニングテーブルやウォークインクローゼットも備え付けられており、広々とした贅沢なお部屋。
到着時に降っていた雨が止み柔らかい太陽の光が差し込むと、障子には「麻の葉くずし」の美しい柄が浮かび上がります。
オフィス街にそびえるビルのただの目隠しではなく、こんな粋な演出が隠されていたのですね。
翌朝、太陽の光がまっすぐに差し込むと、また違った趣きに。

お部屋にも素晴らしい設えのバスルームがありますが、せっかくなので最上階の温泉へ。
地下1500mから湧き出る天然温泉「大手町温泉」の湯を引いた露天風呂と内風呂です。
ちょっと浸かっただけでも、体の芯からポカポカとして、湯冷めしません。
驚きの構造をお伝えするために、動画でご紹介。
温泉と同じフロアにある「星のやスパ」では
肌も心もゆったりとできるオイルトリートメントのプログラムが充実しています。

星のやオリジナルの、葉玉を使用した全身トリートメント[四季]を体験させていただきました。
季節の植物を練り込み蒸しあげた葉玉が、脚・背中・ デコルテを温かく包みこんでくれます。

3種のオイルから、その日の気分に合わせて香りチョイス。
今回私が選んだのは、ヒバとショウガのオイル。

程よいタッチと葉玉の温かさに包まれて、施術中ずっと意識と無意識の間にいるようで、心も体も解きほぐされました。
こんなに脱力したのいつぶりだろう、と思うほど。

→[part2]へ続く
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