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  • 執筆者の写真akiko

界 別府

星野リゾートの温泉旅館「界 別府」に伺いました。


別府といえば温泉。

たくさんの宿がありますが、別府湾に面した「界 別府」は一昨年オープンしました。

隈研吾さんの建築、デザインで、別府の温泉街をイメージした館内は屋外空間と半屋外空間の両方を楽しめる空間がたくさんあり、廊下も単なる廊下ではなく時刻や季節ごとにかわるシークエンスを「ドラマティック」に表現しています。


伝統的な豊後絞りをイメージしたカーペットが敷かれた、開放的なロビーにてチェックイン。



別府湾を一望できるオープンエアーの足湯では、爽やかな海風を感じながら、時間とともに表情を変化させる海景を楽しむことができます。




別府の町中には多くの手湯があり、お湯に手を付けて休憩したり、お湯を囲んで話し込んだりするのだそう。そんな別府の文化を表現しているそうです。

ただいま開催中の「界のご当地風鈴オーケストラ」の音も心地よくて、さらに爽快な開放感を盛り立ててくれます。21通りの音色で涼を楽しみます。








湯の小径を抜けると、配管が張り巡らされたラボのような場所が。ここでも昼夜、指定の時間にアクティビティが開催されます。昼と夜では照明で雰囲気がガラッと変わります。

温泉街らしいのれんには、温泉成分化学記号が。(「界 別府」の泉質、「N’a Cl -HCO3=ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉」)

館内ののれんや壁の至る所にピクトグラムの案内も可愛らしい。


かつて別府では家にお風呂がなく、外湯に入り出かける家庭も多く、そういった土地の習慣を意識して、温泉につながる通り抜けにはもう一つの開放的な空間、庭園風景が現れます。四季を通して常に花が咲き実が見えるよう、多様な樹木が配置されていて、暗くなると樹木に隠れた照明と床置きの行灯の光が灯り、幻想的な夜を演出します。



湯口ひとつとってもこだわりを感じる内風呂。窓の外の緑が映え、また花模様の臼杵焼きが400個埋めこまれた壁には、二つだけ可愛いお地蔵さんが隠れています。是非探してみてください。



別府石を組んだ露天の岩風呂にも隈研吾さんの素敵な演出が。プライバシーを守りながら外の風や光を感じられるよう設置されたルーパー屋根に光が差し込むと、こんな美しい光景が現れます。


さきほどのラボで昼に開催されている「温泉いろは」に参加するとさらに湯浴みの楽しみが増します。全国の源泉総数27,970のうち、大分県の源泉数は5,102もあるのだとか。別府では7種類もの泉質を味わえるそうで、「別府八湯」と言われる中でも「界 別府」の別府温泉は色々温泉巡りをしてきた最後にたどり着く「仕上げの湯」と言われていて、角質もとれてお肌がすべすべになりますよ。温泉水を使って作るラボでの温泉ミスト作りは、まさしく化学の実験のよう。




案内されたお部屋は「界 別府」のご当地部屋、全室オーシャンビューの「柿渋の間」。血の池地獄から着想を得た柿渋色と海景のコントラストが圧巻です。ここでも「豊後絞り」がへッドボードやフットスロー、照明などに用いられ、繊細で優しく客室を彩っています。






ちなみに到着した日は雨が上がった薄曇り、翌日は雲ひとつない快晴。どんな天気のどの時間の光景も違って素敵なのです。まるで大きな額に縁取られた絵のような窓の外を、一日中ぼーっと眺めていられます。宿泊させていただいたお部屋には客室露天も。贅沢な時間です。





大分は竹も有名だそうで、館内の至る場所に竹細工の装飾が見られます。24時間利用可能なトラベルライブラリーの落ち着いた雰囲気にもマッチしていますね。





レストランへと続くアプローチにも素敵で、壁や天井には竹とんぼの装飾が。照明も隈研吾さんデザインで、隈さんが照明をデザインするのはこれが初めてなのだとか。仄かな灯りが癒しの空間を演出しています。




海の幸・山の幸に恵まれた大分県。伊勢海老やクエ、ふぐを中心とした新鮮な魚介に、自家製の団子麺など、別府にちなんだ食材が彩る豊後なべの会席をいただきます。





かぼすの香り高い味わいが広がる豊後鍋も。


お腹が満たされて館内に戻ると、先ほどまでと様子が一変!あちこちで湯けむりが漂った館内では、別府の夜の賑わいを満喫できる「地獄の夏祭り」が開催されていました。この短時間にセッティングを変える(しかも毎日!)スタッフさんすごい!




「地獄ラーメン」の屋台や、別府温泉を代表する観光名所である「地獄めぐり」から着想を得た「地獄のヨーヨー釣り」などが登場します。オリジナルのスマートボールや臼杵せんべい作りなども。これはお子さんも絶対楽しいはず!






夜の温泉街をそぞろ歩く際にぴったりの溶けにくい葛アイスバー、色々な味があって、どれも美味しいです。


夜のラボでは別府八湯を知り尽くした「温泉名人」が「地獄の湯遍路案内所」として、入浴法や共同浴場の入り方、効果的なめぐり方をはじめ、各温泉の特徴や魅力を教えてくれます。




さらに広場では、「ご当地ジャグバンド」が登場。スタッフさんが豊富な温泉と桶から生み出される音色を奏でます。




湯上がりビールで気持ちよくなったところで心地よい眠気が。この日は早めに就寝。




朝、美しい日の出と共に起床。なんという絶景なのでしょう。




早起きして現代湯治体操「別府浜辺体操」に参加されてみてください。呼吸と簡単なストレッチで、体を目覚めさせます。


体を動かしたあとは優しい朝ごはん。




温泉で染料を落とし、模様を浮かび上がらせる「別府温泉絞り体験」も人気のアクティビティ。 染められた木綿布を絞りなどの技法で色抜きし、自由なデザインの柄を作ります。温泉の温度や絞り方で柄が変わり、すぐに完成するのでそのまま持ち帰ることができます。お土産や、思い出作りにおすすめです。こちらは4日前までの申し込みだそう。





星野リゾートさんとのお付き合いもだいぶ長くなり、これまで全国さまざまな施設にお邪魔していますが、星野リゾートのスタッフさんは本当にすごいんです!

フロントの受けつけから客室案内、レストランでの給仕やこういったご当地楽などのアクティビティまで、一人で何役もこなします。星野リゾートの魅力は各施設様々あると思いますが、ひとつ間違いなく言えるのは、マルチタスクで動き回るスタッフさんのおもてなし精神だと思います。

「界 別府」は隈研吾さんの建築やデザイン、そして名湯の他にも、お客様に楽しんでいただけるよう、スタッフの方の様々な工夫や発想が常に垣間見え、お客様とのフレンドリーな距離感に心地よさを感じてファンになる方も多いのかな、と思います。


家族連れでもカップルでも、女子旅やもちろん一人旅でも楽しめる宿です。空港からはレンタカーの他、空港バスのアクセスもよく、とても便利です。別府観光の際には是非訪れてみてください。



界 別府



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