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  • 執筆者の写真akiko

Retreat into EARTH



新型コロナウィルスは、私たちの生活様式や意識を変えました。 この変容の時期は、私たちが自分自身と向き合い、本当に大切なのは何かを改めて考えさせられるタイミングであるような気がしてなりません。


コロナ禍で多くのアーティストやミュージシャン達は演奏の機会を失いました。 多くのオンライン配信やリモート演奏が行われる中、正直に言うならば、私にはそれほど「歌いたい」とか「みんなと一緒に音を出したい」という感情が沸き起こらなかった、というのが本当のところなのです。


もちろん歌うことや音楽を作ることは、私にとって最も身近で、最も重要な表現手段です。歌うのは楽しいし音楽はとても大切です。これからも続けて行きたいと思っています。 でも「歌っていないと気が済まない!」みたいな感じは私にはもともとあまりなくて、私が人生において「こうありたい」と思っている姿はきっと、もっと広義に「伝える人」なのではないかと思うのです。 だから音楽作品を通してだけではなく、こうした文章や対話や、直接の人と人との触れ合いによって起こりうる、エネルギーの伝達を感じられることが好きなんだと思います。


私が長年信頼を寄せているアーユルヴェーダセラピストの友人がいます。 彼女に先日突然、「一度に大勢の人を魅了したり、佇まいだけでオーラを醸し出すにはどうしたらいいの?」と質問されました。 サロンを経営しているセラピストとして、今後の展開を考えていく上で自分にもそのようなカリスマ性が必要なのではないか、と。

私は彼女のトリートメントが大好きで、心が弱っている時やとても悲しいことがあった時、例えば食事も喉を通らない時でも、彼女のトリートメントなら受けたいと思うほど、いつもものすごく癒されています。 それってすごいこと。人にそんなふうに思わせることができるなんて。 だから無理して自分らしくない選択をする必要はないと思うよ、と答えました。 (逆にトリートメントされている時にカリスマ的なオーラを出されたら疲れちゃうかも) 一度に100人、1000人、大勢の人に影響を与えることと、そばにいるたった一人の人をほんの少しだけでも幸せにすることと、そこに何ら、優劣はないと私は思っています。 人間の個性は様々で、そこにも優劣はありません。

私が数年前から始めたワークショップやリトリートは、一度に接する人数としては、大きな会場でのライブに比べるとほんのわずかです。 でもその代わりライブでは到底かなわない、直接の交流ができる大切な機会です。 参加者一人一人に対して、私にはどんなことができるのか、何をどうやって伝えたらいいのか、関わる人数の問題ではなく、そうやってそれぞれの関係性の中で何かを見出していくことができる時間をすごく貴重に感じています。



今回企画する北海道のリトリートも、そんな時間になればいいなと思います。 十勝の壮大な自然に囲まれたMEMU EARTH HOTELは、リトリートには最適な場所。


「地球に泊まり、風土から学ぶ」をコンセプトとする MEMU EARTH HOTEL では、サスティナビリティをコンセプト とした様々な実験的住宅群への宿泊に加え、十勝の雄大な自然に溶け込むようなプリミティブな体験を提供しています。





私はヨガや、サウンドメディテーションを担当します。オプションで、音叉個人セッションやボディートリートメントも。 食事では十勝の自然の恵みを頂き、新鮮な空気を思い切り呼吸します。最後の夜にはキャンプファイヤーを囲みながらアンプラグドなライブもお楽しみください。


本来「籠る」という意味のあるリトリートは、観光地を訪れたりアクティブに過ごすのではなく、静かに自分自身と向き合う時間です。一人参加の方も多くいらっしゃいますので、気兼ねなくご参加ください。男性もウェルカムです。

これまで数回行ってきたリトリートでも素敵な出会いがたくさんあったように、今回もまたインティメイトで、かけがえのない時間になりますように。


詳細、お問い合わせはPINKまで




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