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  • 執筆者の写真akiko

星のや沖縄 [part 1]

夏空の沖縄へ。

2泊3日で「星のや沖縄」へ伺いました。


那覇から車で58号線を走ることしばらく、読谷の村道の小道を曲がると、急に沖縄の原風景のような静かなエリアが広がります。

海の方向にそのまま車を走らせると、星のや沖縄の印象的な壁が見えてきました。



星のや沖縄のテーマは「グスクの居館」

海岸に沿うように建てられた敷地は、沖縄の史跡「グスク」からインスピレーションを得て作られた「グスクウォール」に囲まれています。

読谷山花織と呼ばれる壁の模様は、その時間帯によって様々な美しい光と影の演出をしてくれるのです。




全国の「星のや」さんには、エントランスに日常から非日常へとスイッチを切り替えるための空間がありますが、ここ「星のや沖縄」では、外の強い太陽の日差しから、心身の内へと入っていけるような、深海をイメージした深い藍色の部屋が出迎えてくれます。

「珊瑚の木」と呼ばれている不思議な木も、まるで深い海の底にいるような演出に一役買ってくれていますね。





シークヮーサー・グアバなどの果樹や、ハイビスカスや月桃など、沖縄ならではの花や草木が生い茂る美しく整えられた庭を抜けて、客室へ。

敷地がとても広く、ゆったりとした作りなので信じられないのですが、ここにはタイプの違う客室が100部屋もあるのだとか。





すべての客室がオーシャンフロントで目の前には美しい海の景色が広がっています。

客室タイプ「フゥシ」は、大きな土間があるダイニング、掘りごたつ式のリビング、琉球紅型の壁紙のベッドルーム、どの部屋にいても海を感じられるよう贅沢に設計されています。







壁に切り取られた海が、まるで絵のよう。




チェックイン後のおもてなしとして、「ぶくぶく茶」をいただきます。

写真だとかき氷のように見えますが、これは炒り米を硬水で煎じた泡が乗せられてたお茶です。

かつては、旅人に幸せな航海を願ってふるまわれていた沖縄の伝統茶を、沖縄でも珍しくなりつつあるやちむんのマカイの器でいただきます。

お米の香ばしい香りとジャスミンの爽やかさで、旅の疲れが癒されるひとときです。






今回、星のや沖縄で私が一番好きになった場所が、この大きなプールです。

海に向かって開かれたこのインフィニティープールは24時間入ることができ、さらに加温式で一年中楽しめるそう。

プールサイドでくつろげるラウンジや水上のステージ、水着なしでも楽しめる浅瀬のエリアなど、どなたでも、どんな時間帯でも、どんな過ごし方でも楽しめるプールです。

水の中に美しい光の筋が差し込む昼の時間帯はもちろん、正面に沈むサンセットの時間帯、満点の星空が広がる夜の時間も、滞在中何度も楽しみました。

海や空と一体になる感覚が最高なんです!






夕方は、「宵の座」鑑賞の時間。

地元の名手達が、古典音楽と琉球民謡、そして琉球舞踊を披露してくださいます。

プールと少し和らいだ太陽の日差しをバックに、ラウンジに用意された泡盛をいただきながら心地よい風と音に包まれると、あまりの気持ちよさについ眠りに落ちてしまいそう。



星のや沖縄では、客室のダイニングで好きな時間に食事をいただくギャザリングサービスで新しいスタイルの食事を楽しむこともできますが、この日の夕食はメインダイニングで、琉球シチリアーナのコースをいただきます。

沖縄特有の食材を、沖縄と共通点も多いシチリアのスタイルを織り交ぜながらいただくコースは、目にも舌にも嬉しい一品ばかり。





器には作家さんにオリジナルで制作していただいたというやちむんも使われていたり、沖縄の伝統料理を新しくアレンジした料理を味わうことができて、心もお腹も大満足のディナーでした。



ディナーを終えて外に出るとあたりはすっかり暗く、空には美しい月の光。明日も晴れますように。



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