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  • 執筆者の写真akiko

エコツーリズムについて考える vol.2

西表島ホテルの様子をもう少し詳しくご紹介します。



まずは光が降り注ぐ、開放的なロビーにてチェックイン。


宿泊させていただいたデラックスツインのお部屋はテラスとデイベッド付。このデイベットが気持ちいい。


ショップでは、ホテルオリジナル商品だけでなく、西表島在住のさまざまな生産者やクリエイターのみなさんによって心を込めて作られた商品が並びます。




自然の恵みや奥深さを感じる多彩な料理を味わうビュッフェレストラン。

ディナービュッフェでは、西表島で親しまれている食材や、西表島で用いられているスパイスやハーブをつかったアジアン料理を日替わりで楽しむことができます。





同時に、ホテル内だけでなく島の食事処もお勧めしており、島全体の活性化や観光客と地元の方との交流も大切にしているそうです。ホテルから徒歩で移動可能なお店以外にも、予約制でホテル送迎に対応しているお店もあります。




プールではこの時期、パインビアフェスを開催しています。


キンキンに冷えたビールとパインジュースが出てくる、2つの巨大パイン型サーバーが登場。




プールを抜けると広がるのは、月ヶ浜というビーチ。


ここは、夕陽が美しい浜としても有名で、サンダウナーでは絶景の夕陽、夕焼けをゆっくりと楽しめる特等席で、スパークリングワインを片手に海風を感じながら、のんびりと心地よい時間が過ごせます。





また、月ヶ浜は星空鑑賞に最適な場所でもあり、晴れた日には満天の星空が望めます。まるでプラネタリウムみたい。

iPhoneでもこのクオリティ。実際にはこの何倍もの美しく輝く星たちが見えました。



レンタカーやタクシーの台数も限られる西表島の観光には、自転車がオススメ。

レンタサイクルで、星砂で出来た浜が広がっている「星砂の浜」など、心地よい風を感じながら人気観光地を巡ることができます。



昼は日帰りの観光客で賑わう「星砂の浜」も、最終のフェリーが出た後の夕方の時刻にはとても静か。



エコツーリズムを考える上で、オーバーツーリズムの問題は常にテーマです。

西表島は石垣からの日帰りツアーが多く開催されていますが、日帰りで行ける範囲はかなり限られるので、同じような場所に観光客が集中してしまいます。


西表島の面積は石垣島と同じくらいなので結構広いのですが、南西部分は道路が通っておらず、島を一周する道路はありません。

(西表島内でありながら、船でしか行けない集落もあります。)

なんといっても自然が豊かな島なので、こうしたネイチャーアクティビティを体験したり島の魅力を知るには、一泊でも、ましてや日帰りでは全然時間が足りず、もったいないと感じてしまいます。

私自身、これまでにも何度か日帰りや一泊で島を訪れていましたが、今回初めてできた体験もたくさんあり、2泊でも短すぎて、体験したい島の魅力がまだまだたくさんあります。




全国的に本格的な夏が到来しました。

私は海が大好きで、今回も西表島の海を潜りましたが、驚いたのはその海水温の高さ。

7月ってこんなに水温が高かったっけ?っと思うくらいの暖かさで、7月でこんなに熱いなら9月とか10月はどうなってしまうのだろう、と心配になりました。


本来、夏に沖縄地方に台風が来るのは人間の視点から見れば迷惑なことかもしれませんが、地球全体から見たらきっと理にかなったことなのでしょう。自然はうまくできているのです。

しかし、近年は台風の進路も変わってきており、このまま台風が通らず海水温が高いままではサンゴの白色化もますます促されて、生態系を脅かしかねません。

今年は全国的に猛暑ですが、気候の変化もここ数年加速度的に変わってきているように感じます。私たちはもっと大きな視野を持って環境に対する意識を拡大すべき時です。


今回の西表島滞在は、ただ楽しむだけでなく、さまざまな気づきを得たきっかけとなりました。

大人にとっては生き方を考えさせられるような、そして子どもたちに「知る」大切な機会を与えてくれるような、そんな島。

これまで以上に、西表島の魅力を感じるような旅でした。

またいつか、必ず。



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